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「バネ」みたいなものを紙で作るには

「ばね」みたいなものを紙で作ってみたくなったということは それはちょっと紙の世界に深く入り込んでしまったということですから まずは紙には「目」があるということを知っておくといいです 紙の目っていうのは、木目といっしょで 紙の繊維が走っている方向のことをいいます。 竹尾さんのサイトに説明があります http://takeopaper.com/about_paper/line/index.html 機械で大量に紙をつくるときに、機械のなかを水分といっしょにパルプが流れていく方向です 和紙や牛乳パックを溶かして紙をつくるような「紙漉き」の場合は、 いろんな方向に水が流れるので、目はできません つまり、和紙ではバネはつくりにくいです。 上の写真でいうと、左のほうが、「長手(ながて)に目が走っている」という言い方をします ちなみに右は「短手」(みじかて、みじかで) ちなみに だいたい箱モノの展開図をかくときは、長手方向に描きます。 なぜかというと、そのほうが立体物が丈夫に仕上がるからです。 上の写真のカード紙は、矢印の方向に目が走っています 目方向にくるっと巻いてみると、丸めやすいのです。 海苔巻きを作るときの「す巻き」だと思うとわかりやすいです。 折れやすさも違います。試しにやってみてください。 さていよいよ「バネみたいなもの」をつくりましょう。 まずはさっきのカード紙を写真のようなカタチに折ったら ジャンプ台のできあがり。 くれぐれも、「紙目」に注意です。 両端を45度に折り込んでいます。 それから小型のもの 長細い紙を互い違いに折ってみたものも用意 ストローの外袋でやったことありませんか? それから 大きなジャンプ台の上にこれらを乗せて 端っこをおさえて、おさえていた手を手前にすばやく引く!と 飛びますので やってみてください。 (机に接触しているほうの紙をもう片方の手で押さえておくと、うまくいきます) 軽く、30センチ以上飛びます。 以上です。 それでは今日はこのへんで
ごきげんよう

ホニャプランについて

パッケージ・工作・ノベルティ・飛び出す絵本など、紙器設計の技術を生かした平面と立体の意匠設計・構造設計の専門家です。要望に応じてアイデアからご提案致します。企画、設計の段階から、加工、納品、その先の使い勝手まで視野にいれた、そのまま大量生産可能な省コスト設計でお応えします

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