子供の科学 2019年4月号の「おもしろ工作開発現場 コドモノカガク研究所」は「グラグラたてもの実験キット」。制震、耐震、免震の3種類の構造を紙だけでつくります。
ぱっと見たところ違いがわかりにくいですが、実はほんのちょっとずつ大きな違いがあります。引っぱり地震動を、うごかしたりたたいたりして横揺れと縦揺れをつくり、たてものの構造の違いによるゆれかたの実験ができます。
どうぐメモ今回も、用意する道具のなかに「インクの切れたボールペンまたは鉄筆」とありますが、スクリーントーンやインスタントレタリングを剥がすときに使う道具を使うのもオススメです。「バーニッシャー」や「トランサー」など色々な呼び名があります。(インレタはがし とか 耳かき、と呼んだりする人もいる)
作者は20年以上前(いや、もっと前かも…)に画材店で購入したものをいまだに使っていますが、現在販売されているものではこちらがよさそうです。もしお近くに画材店があるようでしたら直接行ったほうがほかの種類があるかもしれないし送料もかかりませんね。
ちなみにこのトランサーの場合は、うすい紙の場合は小さい球のついたほうで筋をつけます。反対側のヘラ型のほうは、厚紙でパッケージをつくるときなどに使えます。紙製のファイルくらいの厚さのかたい紙に、2ミリ〜3ミリ幅の細い溝穴をあけ、そこへ筋を入れたい用紙をかぶせてトランサーのヘラ側で用紙の上から押して凹ませるのです。まるで製品のようなきれいな罫線をつくることができます。
「グラグラたてもの実験キット」の型紙のダウンロード「グラグラたてもの実験キット」の型紙のダウンロードはこちらからできます。一番下のほうにあるのでスクロールしてください。直リンクはこちら。
今回はたてものをテーマにしましたが、作者は地震の構造について調べているうちに、これを説明する工作をつくるのはたいへんだけど面白そうだな、機会があったらまた地震の世界について注目することがあるだろうなと思いました。
今回同じ紙面の一番最後「放課後探偵メイカー編」にもちょっぴり協力しています、ホニャプラン。そちらについても記事にするかもしれません、お楽しみに!
ホニャプランについて
パッケージ・工作・ノベルティ・飛び出す絵本など、紙器設計の技術を生かした平面と立体の意匠設計・構造設計の専門家です。 ご要望に応じてアイデアからご提案致します。企画、設計の段階から、加工、納品、その先の使い勝手まで視野にいれた、そのまま大量生産可能な省コスト設計でお応えします
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